中学受験 する? しない? わが家の選択
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全く考えていなかった中学受験を意識し始めたきっかけ
長女は3年生の9月から、四谷大塚の『新4年生 予習シリーズ準備講座』に通っていました。
最初は受講する気は全くなかったのですが、お友達が誘ってくれたのと、内容をみると¥12,000(+税)で全16回教えてくれるなんて!と割安さに驚き参加してみました。
カリキュラムや時間等、校舎により違うのですが、長女が通っていた校舎での1回目の授業は学力テストです。
クラスは『基礎』『標準』『特別選抜』とクラスが別れていましたが、長女は『標準』クラスに決まりました。
ほぼ毎週教室に通い、冬期講習前の学力テストの結果が、2月から始まる四谷大塚の4年生・本コースのクラス分けにつながるそうで、
長女は『Sクラス』に入ることができました!
この時点で『Sクラス』って何?という感じでしたが、後に先生から電話を頂き、『Sクラス』は四谷大塚で一番上のクラスだと知りました!
実は長女、『全国統一テスト』では2教科偏差値は50前後なのですが、この3か月で『Sクラス』に入れるくらい成長してくれたと思うと、毎週の教室通いの大変さも報われます!
せっかくの『Sクラス』このまま続ければ、娘の学力も上がるんじゃないか。殆ど親の欲目ですが、この頃から、全く考えていなかった中学受験を意識し始めました。
中学受験、わが家にとってのメリット・デメリットは?
『中学受験 メリット・デメリット』と調べると色々出てきますが、検索結果を踏まえた『わが家のメリット・デメリット』を考えてみます。
◆わが家にとってのメリット◆
◇大学受験の準備がしっかりできる◇
選ぶ学校にもよると思いますが、わが家での最大のメリットはこれ!公立の中学高校では学年ごとの決まったカリキュラムがあるため、高校受験や大学受験を控え、受験勉強に集中したい中3・高3でも、習うべきカリキュラムが残っています。
ところが、大学受験に積極的な中高一貫校だと、高校受験がないなかりか、高校のすべてのカリキュラムは高1~2くらいまでに終え、高3になると大学受験中心のカリキュラムになるそうです!高1~高2くらいまで先取学習をして、残りは受験のテクニックやアウトプットの訓練に集中します。
加えて学校説明会では「学校の受験指導だけで難関国立大・私大に進学できます!」といった説明を聞くこともあるのだそう。
『学校のめんどう見の良さ』ですね。
高2くらいから、予備校通いを始めるご家庭も多いかと思います。
中学受験は塾の学費だけでなく、私立の場合、中学の学費+高校の学費(年収や地域によって、公立高校と学費がさほど違いはない場合もあります)かかりますが、『めんどう見のよい学校』を選べば大学受験に予備校などの費用はほぼ発生しません。
受験の為の塾にかけるお金を、中学受験で掛けるのか、大学受験で掛けるのかという選択です。
また、時間の問題もあります。
わが家の近所の中学生たちは、高校受験の為に中1からクラスの殆どの子が塾に通い、無事に高校へ行っても高2くらいから予備校通いが始まります。
学費がかかるのはもちろんですが、塾や予備校通いで、帰宅が22時を過ぎるなんてよく聞く話です。
いくら中・高校生は体力があっても、22時を過ぎて帰宅し、次の日は朝練なんて、親からしたら成長期だし、もっと睡眠にも時間をとって欲しい所です。
これも学費と同じです。
受験の為の通塾の時間を、中学受験で費やすのか、大学受験で費やすのかと言う選択です。
◇最新の教育と充実したカリキュラム◇
コロナ禍の中で公立の小・中・高校は授業が止まりました。わが家の小学校の場合、先生方が色々教材をよういしてくださり、緊急事態宣言が延長されると更に課題を送ってくださいました。
教育委員会では授業の動画が用意され、学校再開に向け色々な対処がされていました。
しかし。同じ公立でも、学校によって課題の量が全く違ったり、これじゃ足りないよねと感じました。
一方、子供が中高一貫校に通っている友人の話を聞くと、課題の質が全く違います。
その学校はSTEAM教育を取り入れており、オンライン授業や、自分のレベルに応じてどんどん授業を進めるシステムがあるそうで、
「授業の遅れはそれ程感じていない」と友人は言っていました。
そういった最新型の授業を実現するための施設設備が充実しており、子どもが得意な分野をさらに伸ばせる環境がとても魅力的です。
◆わが家にとってのデメリット◆
◇1からの人間関係の構築◇
心配性の長女にとって、この問題が一番のようです。
現在、小学校には幼稚園からのお友達や知り合いも多く、また、中学も小学校の同級生ばかりになるので、顔見知りも多く安心ですが、中高一貫校への進学となるとそうはいきません。
色々な地域から色々な子が来ます。それがわが家の長女にとって一番の心配事のようです。
慣れれば6年間同じメンバーで学生生活を送れ、一生の友達に出会える機会があるとも言えますが、やはり心配が先に来てしまうようです。
◇通学に時間がかかる◇
面倒なことが嫌いな長女にとって、近所には5分で行ける中学があるのに、毎日電車に乗ってしか行けない遠くの学校は嫌みたいです( ゚Д゚)
私も面倒くさがり屋なので、気持ちはよく分かります。
大人になった今なら、将来の為にちょっと頑張ろうかな?と思えますが、小4の長女にはまだ理解できないでしょう(T_T)
◇通塾・進学後の学費にお金がかかる◇
中学受験の為に4年生から塾に通うとなると、3年間で少なくとも200万円はかかります。さらに、私立の中高一貫校に通えば、補助金などを無しに考えると6年間で700万くらいかかります。
一方公立の場合、中学3年間の塾代100~150万円、高校の予備校日150万円くらいを考えるとやはり私立の中高一貫校は高額になります。
以前ご紹介した記事で『わが家の地域で、公立高校合格は運しだい』と言うお話をしました。高校は私立でもいいけど、少なくとも中学は公立に行ってくれるとわが家のお財布的には助かります(;^ω^)
中学受験 する? しない? わが家の結果
受験は、子供の行きたい学校を見つけ、合格するために親子で頑張る!のが理想ですが、わが家の長女は、今の小学校のお友達と同じ中学に行きたいそうです。その意思はなかなか変わりませんでした。
子供が受験したくないのに、親の理想だけで受験させるのは違うと思い、長女は受験をえしないことに決めました。
しかし、今回調べた中高一貫校の『先取授業』や『STEAM教育』の魅力は諦めきれません。
次回はこの魅力を掘り下げて、うちの子にも体験できないか考えてみます。