京都世界遺産上賀茂神社 有名な清めのお砂やパワースポットでお弁当を持ってランチ水遊び!

正式名称は【賀茂別雷(かもわけいかづち)神社】
豪族であった賀茂氏の氏神を祀る京都最古の歴史を持つ神社で、古くから厚い信仰を集めた由緒ある神社です。

『一の鳥居』から、整備された芝生をずーっと歩いて抜けると社殿そばの『二の鳥居』があります。『二の鳥居』までの芝生で遊んでいる家族をよく見かけます。

『細殿』の前に盛られた、一対の盛砂を『立て砂』と呼びます。賀茂別雷神が降臨したと伝えられる本殿の背後に位置する『神山(こうやま)』を模したもので、『立て砂』の頂点には神様が降臨する目印に松の葉がたてられています。
この『立て砂』は色々な神社で見かける『清のお砂』の発祥となったもので、『立て砂』の横には参拝者用に『清めのお砂』が用意されていて、500円で頂くことができます(写真の白い封筒)。この『清のお砂』、盛塩以上に効果があるとされていて、家の建物や敷地の四隅を浄化するとよいそうです。

上賀茂神社のなかで、最もパワーが強いとされているのが、こちら『岩上』です。岩・木・苔のこの場所で見落としてしまいそうですが、縄で結界がはられていて、神域であることが伺えます。
近くの案内板には・・・
『賀茂祭(葵祭)には宮司この岩の上に蹲踞(そんきょ)、勅使と対面し、御祭文に対して神のご意志を伝える「返祝詞(かえしのりと)」を申す神聖な場所である。
太古御祭神が天降りされた秀峰神山は本殿の後方約2kmの処に在り、頂きには降臨石を拝し、山麓には御阿礼所(みあれしょ)を設け厳粛な祭祀が斎行されてきた。
この岩上は神山と共に賀茂信仰の原点であり、古代祭祀の形を今に伝える場所である。神と人との心の通路でもあり、「気」の集中する場所である。』
つまり、賀茂祭にはこの岩の上で祭祀を行う神聖な場所です。この岩上は加茂信仰の中心で、とりわけ気の集まるところです。
神聖な場所なので、岩の上までは行けませんが、眺めるだけでもご利益がありそうな、清々しい気分になる場所でした。

渉渓園には昔から竜の住む池があったと伝えられています。その池の底から出てきたと言われるのが、この『願い石』です。2つの岩が合わさった形をしているこの『願い石』は陰と陽が融合した姿を現す『陰陽石』だとも言われています。
この質感の違う石に両手で触れて、パワーを頂いたあと、石の側にある上賀茂神社の末社『加茂山口神社』で願い事をすると、よりお願いが叶いやすくなるそうです。

上賀茂神社には本殿を挟んで2つの川が流れています。「御物忌川」、「御手洗川」が合流し、『楢の小川(ならのおがわ)』となります。

『楢の小川』は『葵祭』や『夏越の祓(なごしのはらえ)』の禊を行う際にも使われますが、普段は小川に足を浸したり、夏は子供たちが水遊びをして楽しんでいます。
夏の水遊びの頃には、沢山の緑に囲まれた岸に沢山の親子連れで賑わっています。わが家も夏になるとお弁当を持って、よく水遊びに上賀茂神社へ出かけますが、木から蝉などの昆虫が落ちてくるので、ポップアップテントがあると便利だと思います。わが家はタープしか持っていないので、注意しながらお弁当を食べていますが、水遊びをしているわが子を眺めている時に、時々、蝉が落ちてきて、ぎゃーと叫んでいます( ;∀;)
まとめ
厄除け・浄化のパワーの強い古くからある上賀茂神社ですが、一方、芝生で遊んだり、禊を行う神聖な『楢の小川』で水遊びができたりと、身近に神様と触れ合える上賀茂神社。ぜひ一度、水着やお弁当を持って訪ねてみてください。